ベースストラップの選び方|肩が疲れない・滑らないを両立する基礎ガイド
ベースストラップ選びは「肩への負担」から考える
ギターより重たいベースは、同じストラップでも肩へのダメージが段違い。30分のセッションならまだしも、スタジオやライブで何時間も背負うと「肩が凝る」「ずり落ちる」といった悩みがついて回ります。実はこれ、ストラップの選び方でかなり改善できるんです。
この記事では、ベースストラップを選ぶときに知っておきたい基礎知識を、ゼロから体系的に整理していきます。「なんとなく付属品を使っている」という方こそ、ぜひ最後まで読んでみてください。
疲れにくさを決める3つの要素
1. 幅(ベルトの太さ)
まず押さえたいのが「幅」です。重量が同じでも、幅が広いほど肩にかかる圧力が分散されて軽く感じます。ベースの場合、一般的には50mm以上の幅広タイプが疲れにくいとされてきました。ただし、幅が広すぎると取り回しが悪く、演奏の邪魔になることも。自分の体格やプレイスタイルに合わせたバランスが大切です。
2. 素材
素材も疲れにくさに直結します。ナイロンは軽量で扱いやすい反面、肩に食い込みやすい傾向があります。一方で本革は適度な重みと柔軟性があり、使い込むほど肩になじんでくるのが魅力。長時間演奏するなら、厚みのある革素材が有利です。
3. 長さ調整のしやすさ
意外と見落としがちなのが「調整のしやすさ」。座って弾くときと立って弾くときで最適な長さは変わりますし、曲によって構えを変えたいこともあります。ワンタッチで微調整できるかどうかは、快適さを大きく左右します。
「滑らない」を実現する裏面のつくり
肩からずり落ちる原因の多くは、ストラップ裏面と服の摩擦不足にあります。ツルツルした素材だと、動いた拍子にスルッとずれてしまうんですね。
対策としては、裏面に起毛加工やスエード、本革のザラつきを活かした素材を選ぶこと。革は摩擦係数が高く、しっかり肩に留まってくれます。ハンドメイドの革ストラップが支持される理由のひとつが、この「吸い付くようなグリップ感」なんです。
悩み別・708worksのおすすめストラップ
ここからは、これまでの知識をふまえて実際に役立つストラップをご紹介します。尼崎の工房で一本ずつ手作りしている708worksの中から、ベーシストの悩みに寄り添う3タイプを選びました。
長さをすばやく変えたいなら
演奏中に片手で長さを調整したい方には、Courier クーリエがぴったり。「この曲だけ短くしたい」といった細かな要望にその場で応えられます。重いベースでも立奏・座奏の切り替えがスムーズです。
革のグリップと軽い調整、両方ほしいなら
クラシカルな革の見た目と、片手で無段階調整できる機能性を両立したのがduet デュエット。ナイロンベルトを引き上げるだけで長さが決まるので、ずり落ちを気にせず演奏に集中できます。
肩なじみと存在感を求めるなら
3本の牛革を三つ編みにしたTriad トライアドは、使い込むほど肩になじみ、革ならではのグリップで滑りにくさも抜群。真鍮バックルの経年変化も楽しめる、長く付き合える一本です。
まとめ
ベースストラップ選びは「幅・素材・調整のしやすさ」の3点を押さえるのが基本。そして滑り対策には、裏面のグリップ感が高い本革タイプが頼りになります。重い楽器だからこそ、ストラップひとつで演奏の快適さは大きく変わります。自分のスタイルに合った一本を見つけて、肩の疲れを気にせず音に没頭してくださいね。


